【出版業界】ディスプレイがいらない未来へ

パソコンを頭に思い浮かべてほしい。ディスプレイがあってキーボードがあって…こ
れが今皆さんの頭の中に描かれている映像だろう。しかし、その映像とは全く違った
未来が実現されようとしている。それは、ディスプレイのない世界だ。


近年研究されているもので、網膜ディスプレイというものがある。これは映像をディ
スプレイに表示するのではなく、網膜に直接映し出す技術である。

網膜に直接…となると少し怖い気がするが、実はこの網膜ディスプレイ、もう実現さ
れ2010年にブラザー工業から発売予定だ。ブラザー工業から発売予定なのは眼鏡
型の網膜捜査ディスプレイ(略してRID)。このRIDは目に入れても安全な明るさの光を
網膜にあて、その光を高速で動かすことによる残像効果を利用している。RIDは透過
型、つまり、実際見えている視野の中に映像を重ねて映し出すタイプ。これを利用す
ると、ディスプレイに回路を映しながら工事をしたり、カルテを映しながら手術をす
ることも可能になると考えられている。

今は法人向けの販売に限られているが、個人向けに網膜ディスプレイが開発されれ
ば、ディスプレイのないパソコンも実現する。ディスプレイがないのでのぞき見され
ることもない。プライバシーの観点からも実現が待たれている。

また、この網膜ディスプレイ、左右の映像を微妙に変えることで3D映像を映し出す
こともできると予想されている。そうなれば映画やゲームも今よりもっとリアルに楽
しめるようになる、かもしれない。